意外と知られてない車のライトの正しい使い分け方法

車のライトの正しい使わけ方法を解説します。

 

そもそも、車のライトと一言に言っても実はいろんな種類のライトが車には装備されています。

それぞれがどんな機能を持っているのか?というのはあまり説明もされないし知らない人が多いんじゃないでしょうか?

車のライトの使い分けは安全運転にもつながる事なので、今一度確認してみましょう。

車のライトの種類

車に装備されているライトは

  1. 車幅灯(スモール/ポジションランプ)
  2. すれ違い前照灯(ロービーム)
  3. 走行用前照灯(ハイビーム)
  4. 霧灯(フォグランプ)
  5. 後部霧灯(リアフォグランプ)

の5種類が存在します。

それぞれの役割を知ってますか?

5種類のライトの役割・機能を正しく知っておけばライトの使い分けが正しくできます。

車のライトの正しい使い方のキホンは

「必要無いライトは点灯しない」

という事です。

正しいライトの役割と使い方を知って、安全運転を心がけましょう。

5つのライトの正しい使い分けと役割

車幅灯(スモール/ポジションランプ)

国産車だと、ライトのスイッチを一つだけ回したときに点くのが車幅灯(スモール/ポジションランプ)です。

英語ではclearance lampと呼ばれていて
その名の通り、すれ違い時や停車中に自車の存在と車幅を他のドライバーに知らせる為に装備されているライトです。

よく、夕暮れ時にポジションランプだけ付けて走っている車がいますが、明るい時には特に意味は無いです。

安全の事を考えるなら、普通にロービームかハイビームを付けて運転した方がより広範囲に自車の存在をアピールできるので安全です。

ちなみに、法律上は夕暮れ時のライトの仕様方法に関する規定が無いのでどんな使い方をしてても法律違反にはなりません。

最近、車のデザインが複雑化しているのとポジションランプとしての機能はあまり必要にされない事が多いので、車の中央にポジションランプが配置されてる事も多くなりました。

車幅灯は基本的には車幅灯だけ点け無くていいです。

つまり、車幅灯の正しい使い方は、使わないという事になります。

すれ違い前照灯(ロービーム)

普通にライトを店頭させた時に点くのが すれ違い前照灯(ロービーム) です。

コレが普通に走る時のライトと勘違いされている事が多いですが、すれ違い前照灯(ロービーム)は
夜や天気の悪い時に先行車や対向車など他の車がいるときにだけ使うのが正しい使い方です。

法令上でも夜に車を走らせる時には「走行用前照灯(ハイビーム)」を使うのが基本で、すれ違い前照灯(ロービーム)は他の車のドライバーが眩しくないようにするための補助的な灯火というのが本当の役割です。

ちなみに、平均的にすれ違い前照灯(ロービーム)だと40m先までが照射範囲に設計されてます。

走行用前照灯(ハイビーム)

夜に車を走らせるときは基本的にこの走行用前照灯(ハイビーム)を使って走るようにしましょう。

走行用前照灯(ハイビーム)はすれ違い前照灯 ロービームに比べてライトが上向きに取り付けるので、100m以上とロービームの倍以上遠くを照らせます。

ハイビームは光軸が上向きなので、前を走る車や対向車を眩しく照らすので視界の邪魔をする危険性が高いです。

ハイビームは前に車がいる時・対向車がいる時に使うと法律違反になって、刑事罰(5万円以下の罰金)が科せられます。

といってもよほどの事が無い限りライトの使い方でしょっ引かれれう事はないですけどね・・・・・

安全運転の為に他の車がいる時はロービーム、自分しかいない時はハイビームと、面倒臭がらずこまめに使い分けるようにしましょう。

ちなみに、霧が濃い時にハイビームを使用すると霧による乱反射で自分も他のドライバーも視界を悪化させるので霧が濃い時にはハイビームは使わないようにしましょう。

霧灯(フォグランプ)

霧灯(フォグランプ) の正しい使い方は
霧などで前が見にくい時に「前照灯(ハイ/ロービーム)の補助灯として」使うのた正しい使い方です。

霧灯(フォグランプ) は前照灯(ハイ/ロービーム)に比べて照射距離は短いけど、自車のすぐ前を左右に広く照らすので、霧で視界が悪い時に白線やガードレールなどを見るのに役立ちます。
さらに、自車の存在を他のドライバーに知らせるのにも効果があります。

霧灯(フォグランプ) は普段は消しておこう

霧灯(フォグランプ) は晴れの日の夜間点灯は対向車や前の車にとっては眩しくて視界の妨げになります。

またフォグランプはあくまでも補助灯なので、照射距離の長い前照灯(ハイ/ロービーム)とセットで使うのが基本です。

霧灯(フォグランプ) をデイライトとして使う

海外ではデイライト(daytime running light: 日中の被視認性を高めるための灯火)の点灯が義務化されている国もあります。
デイライトを義務化している国ではデイライトが装備されてない車は代わりとして、フォグランプ(+スモール)点灯をデイライトの替りに使う事が認められてます。

今後、日本においても運送業界などでは昼間点灯が浸透しつつあるで、法制化されれば措置が採られるかもしれませんね。

後部霧灯(リアフォグランプ)

霧などで前が見えにくい時に後続車に自分の車の存在を知らせるために使うライトです。
後ろについてるので、運転手自身の視界が良くなる事はまったくないです。
霧で前が見にくい時に追突されるのを防止するのに効果があります。

ヨーロッパでは1970年代から義務化されていて、最近は国産車にもついてる車が増えてきました。

光量がテールランプやブレーキランプより多いので、霧が出てない日についているととても眩しい。
前の車の赤く光ったランプがやたらと眩しい・・・という事がありませんか?

ホントはリアフォグランプは晴れてる日につけるもんじゃないんです。
だから、眩しくて当然です。

それぞれのライトの正しい使い方

 

車のライトには色々な種類がある事がわかっていただけたかと思います。

色々ついているライトですが、普段使うのは

  • すれ違い前照灯(ロービーム)
  • 走行用前照灯(ハイビーム)

だけで十分です。

それ以外のライトを点灯させないように常にOFFにしておくようにするといいですね。
車のバッテリーの節約にもなります。

濃霧が出る地域などに住んでいる場合は、必要に応じて前後のフォグランプを使うようにしましょう。

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